カルテを確認しているドクター

人によっては耳が痛みやすい人は多いと思います。大きな音を聞いたり、水泳で水が入ったり、または気圧の変化で痛みが出る場合がありますが、今日は唾を飲み込んだ際に耳が痛む場合について、原因と対処方法をご紹介します。


   


唾を飲むと耳が痛い!可能性のある原因と3種類の病気とは


1)耳が痛いときの症状の種類とは

(1)喉の痛み

耳の痛みと同時に喉の痛みがある場合があります。鼻の調子も同時におかしく、喉の痛みが耳にまでひびく感じがします。

(2)耳の奥の痛み

耳の奥側に違和感や痛みがあり、耳を引っ張る、または触ることで痛みが強くなる場合があります。

(3)頭痛

耳の痛みと同時に頭痛がし、首や肩もだるい場合があります。血行がよくなると痛みが治まります。

2)唾を飲むと耳が痛い・・理解しておくべき3大原因

(1)喉の異常

ウィルスや細菌により喉に炎症ができることで炎症が広がり、唾を飲み込むことで耳に痛みを伴う場合があります。

(2)耳の異常

耳の奥に細菌が侵入、または風邪が原因で唾を飲み込んだ際に耳が痛む場合があります。

(3)顎の異常

顎の関節や骨に異常をきたすと唾を飲み込む動作で痛みを感じる場合があります。

Doctor visiting a patient

3)知っておきたい!耳の痛みへの対処方法

(1)冷やす

炎症が原因で痛みがある場合は冷やすと炎症の悪化を防ぐことができます。氷を入れたビニールを使用するまたは、冷やしたタオルを痛みのある箇所に当てることで効果があります。

(2)うがい

喉にも痛みがある場合は、うがいが痛みの原因を早く直すのに効果的です。特にうがい薬をつかって、外出の後以外にも2時間毎ごとにするといいといいでしょう。

(3)安静にする

仕事や家事などがあっても耳の痛みがひどい場合は安静にすることで悪化を予防することができます。体を温めて十分に睡眠をとるといいでしょう。

4)耳の痛みが続く場合に!考えられる3種類の病気

(1)扁桃炎

扁桃腺にウィルスや細菌が侵入し、炎症を起こすことで発症します。基本的には喉の痛みでとどまることが多いですが、炎症が外側に広がり神経が刺激されることで唾を飲み込むと耳が痛くなります。中耳炎や内耳炎の原因になるといわれています。炎症が悪化すると、痛みで食事もとることが困難になることがあります。

(2)顎関節症

顎関節症は奥歯のかみ合わせが固いものを咬んだまたはストレスで歯を食いしばったことをきっかけに悪くなり発症します。初期症状では顎を動かすたびにミシミシと音がなる程度ですが、症状が進行すると痛みがあり、口を開けることもできません。顎を動かし方で痛みが出方が異なり、唾を飲んだときに耳の辺りに痛みがでる場合もあります。

(3)亜急性甲状腺炎

甲状腺が腫れることで発症する病気です。通常甲状腺が腫れても痛みが出ない場合がほとんどですが、この病気を発症すると痛みがでます。女性がなりやすく鼻やのどの炎症から発症される可能性が高いといわれています。痛み以外に動悸や息切れ、発汗などの症状がでます。

Doctor examining old patient throat

5)痛みが続く人は専門家へ!病院ですべき検査方法とは

(1)血液検査

炎症がある場合は他のウィルスや細菌の種類を血液から検査する場合があります。甲状腺の腫れなどの原因も調べることができます。費用は2000円~3000円ほどです。血液中の成分を調べるのに2~4日間かかることがほとんどです。

(2)顎運動解析診断

顎の動きやものを咬んだときに動きに異常があるかどうかを調べる検査です。食事を噛む位置を問診で調べるだけじゃ不十分なため、顎の動き方や速さに異常がないかを詳細に調べます。病院によって費用は異なるので事前に確認をしましょう。歯科医で診てもらえます。

(3)CT検査

耳の奥に異常がある場合は血液検査で炎症の具合を調べるだけではなく、CT検査を行う場合があります。費用は7000円以上かかる場合がほとんどです。結果はすぐにでます。

6)病気の場合におこん割れる可能性のある治療方法

(1)薬の投与

炎症の原因となる細菌やウィルスを調べることができればその原因となる細菌やウィルスに合った抗生物質を投与する場合があります。原因菌によって薬の種類も期間も異なるため、医師に事前に確認を取りましょう。

(2)スプリント治療

かみ合わせに問題があり、顎に異常があると判断された場合、スプリント治療を行う場合があります。各個人に合わせて作られたマウスピースを使用して顎の筋肉を誘導し、最適なかみ合わせに戻します。治療費用や期間は事前に医師に確認をしましょう。

(3)手術

扁桃炎が頻繁にはれて、喉や耳の痛みが激しい場合は扁桃腺も摘出する手術をする場合もあります。人によってはリスクもあるため、医師と相談の上、手術内容とその後の生活への影響などがないかをしっかりと確認するようにしましょう。

Doctor taking notes about patient

7)唾を飲むと感じる耳の痛み・・!日常生活でできる予防とは

(1)ストレスをためない

ストレスを溜めることで血液がうまく流れず、様々な問題を引き起こす可能性があります。ストレスを感じることがあっても毎日お湯につかる、週末には趣味を楽しむ、音楽を聴くなどしてストレスを発散することを意識しましょう。

(2)十分な睡眠をとる

疲れによって、免疫力が下がり、ウィルスや細菌による炎症を引き起こしやすくなります。疲れを溜めないように、毎日6時間以上は必ず睡眠をとるようにしましょう。昼間に15分以内の昼寝を取ると夜の眠りの質が高くなります。

(3)顎に負担をかけない

顎に負担をかけることで急にかみ合わせが悪くなったり、顎の関節に異常がでたりすることがあります。頬杖をよくつく人やうつぶせで寝ることは顎への負担を大きくかけることになるため、なるべくしないようにしましょう。


   


今回のまとめ

1)耳が痛いときの症状の種類とは

2)唾を飲むと耳が痛い・・理解しておくべき3大原因

3)知っておきたい!耳の痛みへの対処方法

4)耳の痛みが続く場合に!考えられる3種類の病気

5)痛みが続く人は専門家へ!病院ですべき検査方法とは

6)病気の場合におこん割れる可能性のある治療方法

7)唾を飲むと感じる耳の痛み・・!日常生活でできる予防とは