女の子の口を検査する医師

唾液は一日に1~1.5リットル分泌されると言われています。唾液には様々な働きがあります。口の中や私たちの体全体を守っています。唾がたまる原因は疲労やストレス、体の冷えからくる病気が隠れているかもしれません。正しい知識を身に付けましょう。


   


唾がたまるのはなぜ?可能性のある3大原因と病気のリスク


1)どんな症状が現れる?唾がたまる場合の種類と特徴の違いとは

(1)サラサラした唾液

耳下線からはサラサラした唾液が分泌され、炭水化物の分解酵素のアミラーゼが含まれています。またパロチンというホルモンを含まれていて、骨や糖、たんぱく質の代謝に関わっています。副交感神経の刺激によって分泌されます。

(2)粘った唾液

顎舌腺や舌下腺からはたんぱく質のムチンを含んだ粘った唾液が分泌され、食物をやわらくしたり、潤滑油として食物の通りを良くします。交感神経の刺激によって分泌されます。

2)何が原因?唾がたまってしまう4大原因とは

(1)胃の冷え

胃が冷えることで、胃の機能が低下すると唾液が多くなることがあると言われています。水分の代謝が正常に行われないことが原因でたまった水分が唾液として出てくると考えられています。胃が冷える原因は冷たい物の飲みすぎや胃を冷やす食べ物や飲み物を飲んだりすることです。胃冷やす食べ物や飲み物は、暑い国や暑い地方で採れるもので、コーヒーなどがこれに当たります。

(2)虫歯・口内炎

口の中にトラブルが起きていると、自然と唾液の分泌量は増えます。これは唾液が口の中を清潔に保とうとする機能がちゃんと働いているからです。口内炎の場合、唾液の分泌で炎症が刺激を受けて痛むこともあります。出来ている場所が悪いと、口を閉じたりすることが困難で、唾液が流れ出てしまうこともあります。

(3)自律神経の乱れ

自律神経が乱れていると、当然唾液の量も多すぎたり少なすぎたりします。大きな原因は疲労やストレスによるものです。また消化器系の器官にも影響を及ぼします。

(4)妊娠や生理が原因

妊娠のつわりにも色々あって、唾液が多く出る「よだれつわり」という症状もあり、妊婦さんを困らせることがあります。妊娠によるホルモンのバランスの変化で、胃や腸などの消化器で機能が低下し、水分の代謝に支障が出るためだと言われています。体内にドロドロした水分がたまってしまい、唾液となって出てきます。生理前なども同じ症状が出ることがあります。

3)応急処置はできる?唾が多い症状へ対処方法とは

(1)ストレスを貯めない

自律神経を整えるために、深呼吸をしたりして、リラックスをするように心がけましょう。また食事の内容、睡眠時間、過度なストレスがないかなどを見直してみましょう。

(2)ガムや飴を口に入れて唾液を飲み込む

ガムを噛んだり、飴をなめたりすることで、唾液が飲み込みやすくなることがあります。

(3)漢方薬で対処

唾液の分泌を抑える漢方薬を処方してもらいましょう。

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4)症状が続く場合には注意?考えられえる3種類の病気とは

(1)嚥下機能の障害

ストレスや不安、極度の緊張が原因だと考えられます。何らかの原因によって嚥下が困難になっている場合、唾液を飲み込むことができずに自然と口にたまります。唾液が多いというよりは、飲み込めない状態です。

(2)唾液過多症

妊娠している人に良く見られます。いわゆるつわりと呼ばれる症状の一つで、人によっては唾液を飲み込む感触で吐いてしまうほどです。無理に飲み込まずにコップやペットボトルにこまめに吐き出しましょう。唾液分泌過多症の場合は真性か仮性かを判断するための「ガムテスト」というものがあります。10分間ガムを噛んでどれくらい唾液が分泌されるかを見るテストです。正常な場合は15~20CCとなります。

(3)自己免疫性脳炎や脳症

免疫機能の乱れが原因で症状の一つに唾液の増加があります。唾液分泌のコントロールに狂いが生じると考えられています。

5)病気の場合には?行われる検査・治療方法とは

(1)耳鼻咽喉科

副鼻腔炎や後鼻腔の症状がある場合は、適切な治療を受けます。

(2)消化器内科、内科

胃や腹部の診察や検査を受けます。レントゲン、内視鏡、腹部CTスキャン、腹部超音波等から胃腸の不快や痛みの原因をさがします。消化器系のお薬で症状を和らげる場合もあります。

(3)心療内科・精神科

ストレスやうつ症状等の精神的要因が多いのでその人に合わせたカウンセリングや薬物療法など行います。

6)日常生活から改善を!唾がたまる症状への予防習慣とは

(1)ストレスを貯めない

自律神経の乱れが生じると、唾液の分泌量を増やします。日頃からストレスを貯めないように軽い運動など心と体をリフレッシュさせましょう。またしっかり睡眠をとることも大切です。

(2)食生活から改善

暴飲暴食を繰り返すと、消化機能が正常に働なくなります。唾液の分泌が増えるために適度な食事をしましょう。アルコールの飲みすぎにも注意しましょう。


   


まとめ

1)どんな症状が現れる?唾がたまる場合の種類と特徴の違いとは

2)何が原因?唾がたまってしまう4大原因とは

3)応急処置はできる?唾が多い症状への対処方法とは

4)症状が続く場合は注意?考えられる3種類の病気とは

5)病気の場合には?行われる検査・治療方法

6)日常生活から改善を!唾がたまる症状への2つの予防習慣