具合が悪く横になっている女性

みなさん、横になると息苦しいという症状が出たことはないでしょうか。常に横になると息苦しいという症状に悩み苦しんでいる方もいらっしゃると思います。

息苦しくなるのは立派な症状であり、病気のサインですので、今回はその原因や病気をご紹介します。


   


横になると息苦しい・・!考えられる6大原因と対処方法


1) 横になると息苦しい場合の代表的な症状とは

横になると息苦しいと感じる時は、様々な症状を併発する場合があります。横になると息苦しいというのも症状ですが、他に併発する症状をご紹介します。

(1) 胸痛

息苦しさと共に呼吸時に痛みがでることがあります。

(2) 背部痛

呼吸時に背部が痛くなることがあります。

(3) 喘鳴

息苦しくなり、ヒューヒューゼーゼーと呼吸時に音が鳴ることがあります。

(4) 動悸

心臓のあたりが急にドクドクっとなり苦しくなることがあります。一時的なものもなりますが危険な場合もあります。

(5) 過呼吸

呼吸が速くなり吸うことができなくなり苦しくなります。

(6) チアノーゼ

息苦しくなり、呼吸困難になった時に血中酸素濃度が低下し唇が紫色になることがあります。危険な状態ですので、対処が必要になります。

2)横になると息苦しい6大原因とは

上記症状をご紹介しましたが当てはまった方もいると思います。症状が出るということは原因がありますので、1部ですが大原因をご紹介します。

(1) タバコ

タバコを吸うことによって、喉や呼吸器官を刺激し息苦しくなることがあります。タバコは様々な病気の原因にもなります。

(2) 飲酒

多量に飲酒をして横になった際、息苦しさが出ることがあります。

(3) ストレス

疲労が溜まり、ストレス反応によって上記の過呼吸や息苦しさが出ることがあります。

(4) アレルギー発作

食べ物や飲み物など摂取しアレルギー反応が起こることによって、息苦しさが出ることがあります。最悪ショック状態になることもありますので注意が必要です。

(5) 薬副作用

処方された薬を服用したことにより副作用として息苦しさや様々な症状がでることがあります。ショック状態になることもありますので医師と相談しましょう。

(6) 病的原因

横になると息苦しいというのは症状であります。しかし上記の症状なども併発された場合、病気の可能性がありますので早期受診することをお勧めします。

Sick old patient with throat problems

3)息苦しい症状への対処方法とは

横になり息苦しくなる症状は危険な場合があり、適切な対処が必要になることがあります。身近な方で息苦しさを訴えた方や自分が苦しくなった時にできる対処法をご紹介します。

(1) ファーラー位

30度~60度と上半身を上げて様子を見てみましょう。息が苦しい時などに上半身を上げて過ごすと呼吸が楽になります。介護施設や病院などでも使われている対処法の一つで技術です。

(2) 安楽位

呼吸困難にて意識消失した際、多量飲酒で嘔吐し倒れた場合も横向きに寝かせ様子を見ましょう。嘔吐する可能性もありますので洗面器や袋を口元に起きましょう。

(3) 過呼吸時対応

過呼吸が起きた場合、ビニール袋を口に当て呼吸を整えましょう。簡単にできる対応ですので、身の回りで過呼吸が起きている方がいた場合にもできる対処法です。

(4) 頓服薬服用

喘息発作が起きた時はメプチンなど気管支拡張剤の吸入器を使用し様子を見ましょう。また過呼吸や不安が起きた場合は抗不安薬の頓服を服用し様子を見ましょう。その後受診するようにしましょう。

(5) 気道確保

呼吸困難にて意識消失した際、顎を上げて気道確保しましょう。また呼吸停止や心肺停止がある場合は心配蘇生をして救急車が到着するまで続けましょう。

(6) 救急搬送

横になり息苦しくなることは、呼吸困難や心肺停止にもつながりますので、救急車を要請し搬送しましょう。そして、心配蘇生など続け到着を待ちましょう。到着したら、救急隊員に状況を説明し引継ぎましょう。

4)横になると息苦しい場合に考えられる6種類の病気

症状に対しての対処法をご紹介しましたが、息苦しくなる症状には重大な病気が潜んでいる可能性があります。横になると苦しくなる症状が出る病気をご紹介します。

(1) 喘息

大気汚染やホコリなどによって気管が発作的に狭くなり息苦しくなる病気です。風邪と共に発作が出ることもあり、タバコの煙が多い環境なども原因です。横になると息苦しく発作時は対処が必要で危険な状態になることもあります。

(2) 気管支炎

風邪や細菌などによって気管支が炎症を起こし喘息と同じような発作が出ることがある病気です。対処は必要ですが、風邪などが引き金になることもあるので早期受診をお勧めします。

(3) アレルギー

飲食物や薬物を摂取したことによって様々なアレルギー症状が出ることがあります。最悪、アナフィラキシーショックなど危険な状態になることもありますので日頃からの注意が必要です。

(4) パニック障害

人ごみや緊張した場面などで急な不安に襲われ手足が震えたり汗をかいたり、怖くなり過呼吸発作が出るなどの身体症状が見られる精神疾患です。精神状態も不安定になることがあるため治療が必要になります。

(5) 肺炎

風邪の菌や細菌によって引き起こされる病気です。ウィルスや誤嚥によっても起きます。咳や痰、呼吸困難や肺の痛みなどの症状がでます。高齢者はなりやすいこともあり命に関わることもあります。

(6) 肺がん

肺にできる悪性腫瘍です。他の癌と違い転移もしやすく進行も早いといわれている生存率の低い病気です。咳や痰からはじまり息苦しさや肺の痛みなどが出てきますので、早期発見の為受診をお勧めします。

group of doctors meeting at hospital office

5)症状が続く場合にすべき検査方法とは

病気をご紹介しましたが、どの病気も呼吸が苦しくなる病気ということがおわかりいただけたと思います。ですが、病気が疑われた場合にどのような検査をするのか気になる方もいると思います。上記の病気が疑われた場合に行われる検査をご紹介します。

(1) 血液検査

血液を採取し、炎症反応がないかなどその他の数値も診て医師が判断します。総合病院へ受診をお勧めします。

(2) 心理検査

心療内科や精神科などで最初に行われる検査です。臨床心理士からインクを垂らした絵を見せられ、何に見えるかなど答えていきます。またストップウォッチにて答えるまでの時間を計られ、表情も見られます。ロールシャッハと言われる検査です。そして、IQテストなども行われ、総合的な結果を医師に診て治療方針を決めていきます。

(3) 肺シンチグラム

呼吸機能や肺の血流障害を調べる検査です。テクネシウムという製剤を注入し、正面、後ろ、斜めと撮影し画像処理した後に診断します。血管が狭くなっていると注入した製剤が写らず、血流が悪い部分は薄い画像として異常が確認されます。薬物アレルギーの方などは事前に説明しましょう。検査中なども気持ち悪くなったりしたら看護師などに言いましょう。総合病院へ受診することをお勧めします。

(4)レントゲン検査

X線撮影で、胸部レントゲンです。胸部レントゲンにて気管支や肺に異常はないか調べます。異常が見られる部分は白く影としてうつります。微量に被ばくするため妊婦は事前に説明しましょう。総合病院受診をお勧めします。

(5)CT検査

円状の検査機に入り、胸部をCT検査し画像処理して異常などを調べる検査です。X線よりも細かく調べることができます。レントゲンと同じく、異常がある場合は白く写ります。また造影剤など注入し検査することによって、血管なども調べることができます。微量ですが被ばくするため妊婦などは説明することをお勧めします。

(6) MRI検査

CT検査より性能がよく様々な分野で行われる検査です。ドーム状の検査機に入り呼吸器官を検査し画像処理した呼吸器官をいろいろな角度から病変箇所がないか診て判断していきます。悪性腫瘍などが見つかることもあります。検査中は肌寒く、機械音が鳴り響きますのでうるさく感じます。総合病院へ受診することをお勧めします。

MRI machine is ready to research in a hospital

6)症状が続く場合にすべき治療方法とは

病気と診断され辛いですが、早期に治療することが大切です。そして、どのような治療をするのか気になり不安な方もいると思います。病気に対して行われる治療法をご紹介します。

(1) 薬物療法

薬にて様子を見れると判断された場合に薬が処方されます。気管支拡張剤や吸入器、また抗不安薬や向精神薬といった症状に合わせた薬が処方されます。用法容量を守り服薬しましょう。副作用が出た場合はすぐに受診し医師に相談しましょう。

(2) 薬剤吸入

喘息発作などで病院にて処置が必要と判断された場合に行われます。気管支拡張する薬剤の霧を口にくわえ吸入します。病院で行われる対処法ですが発作が緩和されます。

(3) 点滴

喘息発作がひどい場合は、病院にて気管支拡張剤の点滴をすることがあります。また抗生物質も点滴することがあります。ベットに横になり滴下数によっては時間がかかりますので退屈に感じます。

(4) 認知行動療法

医師と話し合い、考え方や物のとらえ方を考え直し行動し恐怖や不安などを緩和する療法です。抗不安薬や向精神薬を服用しながら行います。

(5) 作業療法

不安や恐怖が強くなると、外出や労働が難しくなります。しかし精神療法にて回復してきたと医師より判断された場合、作業療法というデイケアや作業所といった人とふれあいながら作業をして社会復帰へのリハビリをしていく慮法です。

(6) 手術

肺がんの進行度によっては手術が行われることがあります。術式は、肺移植などの手術もありますが、提供者が見つからないとできない為待機時間が長くなります。また早期発見などの肺がんでは、片方の肺を摘出する術式や局部の腫瘍を除去する術式があります。医師や家族と相談し慎重に決断されることをお勧めします。

7)息苦しい症状へ未然にできる6つの予防習慣

横になると息苦しい原因をご紹介しましたが、病気の引き金になることはお分かりいただけていると思います。ですが、症状出たり病気になる前に予防することができますのでご紹介します。

(1) マスク

大気汚染やホコリ、花粉なども息苦しくなる原因にもなりますので、外出時や掃除する際はマスク着用するようにしましょう。100%とはいえませんが、感染予防にもなりますのでマスク着用を心がけましょう。

(2) 禁煙

タバコは様々な病気の原因になりますので、特に呼吸器に刺激を与えますので控えるようにしたり、保険適応にて禁煙外来に挑戦するなどして症状や病気を予防しましょう。

(3) お酒を控える

多量に飲酒することにより呼吸が浅くなり息苦しくなることもある為、量を決め1日2缶にしたり美味しいお酒を楽しみましょう。

(4) 加湿

室内が乾燥していることによって、喉や気管支も乾燥し症状が出ることもあります。加湿器などで湿度を保つなどして予防しましょう。

(5) アレルギーの把握

自分は何を摂取することでアレルギー反応が出るのか把握し気を付けなければなりません。病院の血液検査にてアレルギー検査ができる為受診しアレルギー物質を把握することをお勧めします。

(6) ストレス発散

疲労やストレスは精神だけではなく体にも影響します。休日には自分の趣味に時間を使ったりリフレッシュできる時間を作るようにしましょう。


   


今回のまとめ

1)横になると息苦しい場合の代表的な症状とは

2)横になると息苦しい6大原因とは

3)横になると息苦しい症状への対処方法とは

4)横になると息苦しい場合に考えられる6種類の病気

5)症状が続く場合にすべき検査方法とは

6)症状が続く場合にすべき治療方法とは

7)息苦しい症状へ未然にできる6つの予防習慣