夕日を見つめる女性

朝は元気いっぱいだったのに、夕方になるにつれて頭がズキズキしてくるとった症状にお悩みではありませんか。

人の体は一日を通して大きく変化しています。今回は「夕方に起こる頭痛」についてその原因対処法をお伝えします。


   


夕方の頭痛への3つの対処法!4つの予防法とは


1)一日の3つの段階での体の変化と頭痛の関係

(1)朝

朝起きたとき、大抵は無意識のうちに伸びをしていませんか。これは体が自然に自律神経を整える為の行為なのです。

自律神経とは全身の臓器や血管の機能を調整する中枢です。目覚めと共に、睡眠中など体を落ち着かせている時に強く働く副交感神経から、心身を活発にする交感神経へと切り替わります。

この自律神経を整えることで、血流がよくなりホルモンバランスや代謝を正常に保ってくれています。また、朝は筋肉の増強や、判断力・決断力を高める脳の認知機能を助ける「テストステン」というホルモン値が高くなります。

そのため、しっかり体を休めて質の良い睡眠を取った後の朝はすがすがしく、一日のヤル気がみなぎる時間帯になります。ロンドンの金融街で働くトレーダーたちのテストステロンの血液中の濃度を測った研究によると、トレーダーはテストステロンの値が高い日には高い利益を出す傾向があったそうです。

(2)夕方

それまで仕事の緊張が続き、精神的なストレスや同じ姿勢で作業したことによる筋肉の緊張も夕方にはピークを迎えます。

このことから起こる頭痛が「緊張型頭痛」です。

また、夕方の時間帯は、日中の活性をつかさどる交感神経とリラックスをつかさどる副交感神経が切り替わる時間帯でもあります。

この際に「セロトニン」というホルモンが、日中の活動状態から、夜間の体を休めるために分泌されます。

この「セロトニン」は、ノルアドレナリンやドーパミンの暴走を抑え、心のバランスを整える作用のある伝達物質で、セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れて、暴力的(キレる)になったり、うつ病を発症すると言われています。

(3)夜

副交感神経がはたらくのは夕方から夜にかけての時間帯です。睡眠中、リラックスしている時、ゆったりと落ち着いている時です。

副交感神経は「からだの修復」が主な役割です。昼間の活動によってたまった疲れや、体に受けたダメージを、副交感神経に切りかわった睡眠中に修復して、元気な状態に戻すのです。

この副交感神経にうまく切り替えることが出来ないと、眠たいのに眠れない、疲れが取れないといった体調の不調を感じたり、自律神経失調症といった病気にかかる可能性も少なくありません。


2)夕方の頭痛=緊張型頭痛への3つの対処法

上記でも述べましたが、特に原因が見当たらず、夕方にふとやってくる頭痛は「緊張型頭痛」と考えられます。緊張型頭痛へ対処は下記が考えられます。

(1)ストレッチ

全身のストレッチや首・肩周辺を動かすストレッチを行ってみましょう。筋肉の負担を軽減させて、首・肩周辺の筋肉のコリを改善させていきます。

日常生活では、どうしても前傾姿勢になる機会も多く、首や肩に負担を強いる機会が多く見まれます。

そこで、頚部への負担をやわらげるストレッチや体操を取り入れて筋肉へ刺激を入れることで、一時的にでも、筋肉の持続的な負担を軽減させることができます。

(3)血流を良くする

首から肩にかけての筋肉を温めて血流を回復させましょう。濡らしてしぼったタオルを電子レンジで加熱し、気持ちがいいと感じる温度まで冷まし、首・肩にかけます。

早く帰宅し、ゆっくりと入浴するのもお勧めです。

(4)気持ちを穏やかにする

ストレスなどの緊張によって首・肩周辺の筋肉が硬くなってしまうと、緊張型頭痛を起こしやすくなります。

仕事でのストレスは気持ちを切り替え、精神的にゆったり出来るよう気持ちをリセットしてみましょう。

好きな音楽、好きな映画やテレビ番組、好きな本を読むなど、気持ちの切り替えで副交感神経が働き、心の修復を助けてくれます。

本を読む女の子


3)夕方の頭痛を予防する4つの方法

(1)緊張状態を継続させない

同じ姿勢での作業や、仕事のストレスなどで緊張が続くことが緊張型頭痛の原因になっています。

この緊張状態を常に解消するよう心がけて、まめにストレッチを行ったり、温かいものを飲むなどして血行を良くし、緊張状態を続けないよう心がけましょう。

スマホやパソコン、テレビの画面を長時間見ることも、姿勢と自律神経に大きく関わってきます。できるだけ休息をとって、目からの刺激を抑えるようにすることも効果的です。

(2)姿勢を変える

デスクワークやオフィスでのワーク、またはご自宅で家事にお休みの時など。仕事に集中していたり、テレビを夢中になって観ていると、ついずっと同じ姿勢をしてしまいがちです。

特に首・肩を意識して20-30分に1度は姿勢を変える事を意識してみましょう。左右・前後に3〜5回ずつ「首を回す、肩を回す」という動作が血流を改善させてくれます。

このちょっとして意識だけで、楽になる感覚を受けることでしょう。

(3)お昼休みには「深呼吸」を

交感神経が優位になっている時、意識はしていなくても呼吸は浅く、早くなっています。夕方近くになってきたら、できるだけゆっくり長く、「吐くこと」を意識してみてください。

吸う息は、交感神経を高め、吐く息は副交感神経を高めるので、普段より意識的に息を「吐く」ことで、副交感神経が優位になり、自律神経の切り替えがスムーズに行われます。

(4)代謝をあげる

筋肉は血流を押し出すポンプの役目を持っています。筋肉をつけることで代謝が上がり、血流を滞らせないことで、体の凝りも軽減させます。

簡単な運動からでも構いません。今よりも筋肉量を増やしてみましょう。


   


今回のまとめ

1)一日の3つの段階での体の変化と頭痛の関係

2)夕方の頭痛への3つの対処法

3)夕方の頭痛を予防する4つの方法

今回は、頭痛で悩む人の七割が感じているという「夕方の頭痛」について調べてみました。毎日辛い思いをせずに済むよう、少しでもお役に立てれば幸いです。