ドクターの話を聞くシニア女性

頭の前の⽅にある前頭葉を意識したことありますか。普段の⽣活の中で「頭が痛い」 と感じて⾔葉に出しても「前頭葉が痛い」とは⾔いませんよね。実は、この前頭葉は頭の中でもすごく重要な場所です。今回は前頭葉症状と頭痛の原因やその対処法を紹介します。 


   


前頭葉の症状には何がある?4種類の病気と対処方法とは


1)そもそも「前頭葉」とは

「前頭葉」は、大脳の前方部分を占め、運動の神経中枢と運動性言語中枢をつかさどっています。前端部分は思考、判断など⾼度な精神作⽤が営まわれている、極めて重要な部分なのです。 そもそも⼤脳は「前頭葉」「頭頂葉」「後頭葉」「側頭葉」の4つに分 けられています。この中でも「前頭葉」は脳の最⾼中枢と考えられており、「脳の司令塔」とまで言われています。

 ちなみに「後頭葉」は頭の後ろ部分で視覚中枢があります。 「側頭葉」は頭の側⾯、いわゆる「こめかみ」と呼ばれている部分です。聴覚、嗅覚、 情緒、感情などを営みます。「頭頂葉」は頭のてっぺんの部分で痛み、温度、圧⼒などの感覚をつかさどっています。 

2)前頭葉の構造はどうなっているのか

前頭葉の構造はどうなっているのでしょうか。前頭葉は⼤脳半球の中⼼を左右に⾛る溝から前方の部分を指しています。感情、注意、思考などの精神作⽤随意運度(⾃⼰の意思や意図に基づく運動のこと)を支配しています。すなわち、脳全体を統括してい るのです。認知症になると記憶⼒が低下すると⾔われていますが、それに伴い、前頭葉の機能も低下します。すると、どうなるのでしょうか。意欲が低下し、計画を⽴てて実⾏するなどの⾏為ができなくなります。すなわち知識や情報があっても判断ができなく なるのです。 

3)前頭葉の2つの役割とは

前頭葉は前頭前野と運動野、運動前野の3つに分けられます。前頭前野とは思考や創造性を司る脳の最⾼中枢と考えられており、⽣活するための意欲や、実⾏機能などを司っています。ここが脳全体の司令塔であると考えられています。運動野運動前野はどちらも運動の遂⾏や準備を営む領域です。すなわち運動中枢と脳全体の中枢を担う極めて重要なセクションを担っていると言えますね。 

4)何が原因?前頭葉の頭痛の3つの原因とは

前頭葉が頭の前の部分にあり極めて重要な位置である、ということは理解して頂けたか と思います。それでは、「前頭葉が痛い」、すなわち前頭葉の頭痛の原因は何か、を紹介 します。前頭葉の頭痛が起こる原因としては 

(1)疲労やストレスが原因の頭痛 

(2)脳疾患の二次症状が原因で起こるケースもある、その場合重篤な場合が多いので要 注意 

(3)慢性頭痛が原因で起こるケース

以上が考えられます。 

Stethoscope in hands

5)症状が続く場合は注意!考えられる4種類の病気とは

それでは前頭葉の頭痛から考えられる4つの病気を紹介しましょう。

(1) 脳疾患の二次症状が原因の場合

くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍など極めて重症な 病気が潜んでいることもある。少しでも疑いがあればすぐに脳神経外科を受診しましょう。

(2)慢性頭痛が原因の場合

偏頭痛、緊張性頭痛などの病気が考えられる。偏頭痛は ずきずきとした頭痛が起こり、吐き気やおう吐を併発することも。緊張性頭痛は、 肩こりや首のコリが原因である場合も多いです。

(3)疲労やストレスが原因の前頭葉部分の頭痛の場合

できるだけ安静にする。甘く みると慢性頭痛に移⾏することもあるので注意をしましょう。

(4)ウイルス性もしくは細菌性の髄膜炎の可能性

治療が遅れると後遺症が残る場合もあるので要注意が必要です。

6)要チェック!前頭葉の頭痛の5つのチェック項目

前頭葉に頭痛時を感じたら、その痛み方や同時に起こっている症状によってある程度の判断がつく場合もあります。どのように、どのくらい痛むか、を目安にしましょう。下記が5つのチェック項目ですので、診断の際の大切な情報として医師に相談をしましょう。

(1)しびれやけいれんを伴うか

(2)意識を失うことがある

(3)今までに感じたことのないような頭痛がしている

(4)頭部、またはそれ以外の部位に違和感を感じるような痛みがある

(5)吐き気やおう吐はないか

以上の点が少しでもおかしいと 感じたら脳神経外科などの専門医を受診しましょう。診断がついたら治療を、疲労やストレスが原因なら安静にして気分転換を図るなどで対処しましょう。 


   


今回のまとめ 

1)そもそも「前頭葉」とは

2)前頭葉の構造はどうなっているのか

3)前頭葉の2つの役割とは

4)何が原因?前頭葉の頭痛の3つの原因とは

5)症状が続く場合は注意!考えられる4種類の病気とは

6)要チェック!前頭葉の頭痛の5つのチェック項目