薬を握った手

頭痛には、偏頭痛緊張型頭痛があります。偏頭痛は頭だけが痛い状態が慢性的に続くことを言うのに対し、緊張型頭痛は肩こりや首こりを伴い、じわじわと痛みが増してきます。

まず、この違いを把握してから、頭痛薬について知っていきましょう。


   


頭痛薬が効かない場合の2つの原因と対処法


1)頭痛薬の主な2つの種類

頭痛と一口に言っても、実はその種類はいくつか存在します。頭痛に種類かあるように、頭痛薬が、どの頭痛に効くとは、限らないのです。

頭痛薬だからと言って飲み続けていても、的外れな成分や効能のものを処方していては効果は感じられないでしょう。

頭痛は目に見えないものです。先ずは自分の頭痛はどんな症状かを、把握することから始めてみましょう。

そしてそれに応じた頭痛薬、または対処法が必要となります。下記の2つの頭痛を見てみましょう。

(1)緊張性頭痛

首が痛い、肩が凝る、頭の上に重いものがズシリと乗っかっている感じ、など鈍い痛み、辛さが続くことを緊張性頭痛と呼びます。

疼痛(とうつう)と呼ばれる痛みがありますが、これはズキズキと嫌な感覚が続くことを指します。

肩や首、頭が連動して疼痛が出てきたら、からだが悲鳴を上げているサイン、と捉えましょう。この場合、自分自身で治す可能性が高いのです。

(2)偏頭痛

もう一つは偏頭痛です。これは頭だけに痛みが起こるもので、こめかみ・額の両側から目のあたり・後頭部などに規則正しくガンガンと痛みが走ります。

吐き気や嘔吐が発生し、読書や家事など手につかない状態に陥ります。この場合は、自分自身では治せません。完全に脳の内部からの危険信号なのです。


2)緊張性頭痛は市販薬でも治せるが、偏頭痛は治せない

(1)緊張性頭痛の原因

緊張性頭痛の原因は、ストレスです。ストレスとは一般的に過労、対人関係、自分の置かれた環境など様々ですが、ここでいうストレスとは、からだのゆがみをいいます。

例えば、人間の頭は体重の10%。仮に60kgの体重では6kgの頭を骨格が支えるのです。メタボ体系だから、重い頭は十分支えられる、と考えるのは浅はかで、実際に支えるのは首から肩、背骨なのです。

首や肩の痛みは猫背になってしまうと、テキメンに発生します。例えばヒマワリの大輪は、太陽に向かって咲きますが、しおれてくると一斉に下を向きます。

この状態では首や肩の筋が必要以上に伸び、悲鳴をあげます。下を向いてスマホを長時間いじるのも同じことです。姿勢が悪い状態が継続されると、ストレスは極限に達します。

緊張性頭痛では、ストレス性があるからといっても、ストレスの元となる事象から解放されれば治るわけですし、筋肉痛が原因なら、ストレッチなどでからだを和らげ、痛みのある部分、すなわち炎症を止める薬を飲めば治ります。

つまり、ドラッグストアで購入できる頭痛薬は全て緊張性頭痛のもの。痛み止めや緊張を解きほどす成分が入っているのです。

(2)偏頭痛の原因

これに対し、偏頭痛の場合は市販薬では治せません。どうしたらよいのか、それは脳の中身を調べないといけないのです。

専門医が処方する頭痛薬は、薬剤師でしかその効能はわからないもので、一般の方は知る術はありません。

Closeup on concerned medical doctor woman sitting in office


3)なぜ頭痛薬が効かないのか

ここでは頭痛薬が効かない場合を2つ、説明します。まず、緊張性頭痛でも効かない場合。もう一つは偏頭痛の場合どう対処すればよいかを説明します。

(1)緊張性頭痛で効かない場合

下記の4つの製品が、市販の頭痛薬の主流と言って良いでしょう。

・ライオン株式会社

・バファリンA

よく売れている頭痛薬の筆頭株ですが、これは緊張性頭痛のためのお薬です。

脳の中と言うよりも、脳内の血管が圧迫して血液が流れにくくなっていたり、神経がスムーズに働かないなどが原因の場合に効用があります。

バファリンには効能書きには、胃に優しいというフレーズがありますが、まさに吐き気や嘔吐のダブル症状にも効き目があるように、胃が敏感にならないような成分を入れています。

胃に届く薬が溶け出し、胃が反応する前に、胃の粘膜にバリアを作ってしまう働きがあるのです。

・第一三共ヘルスケア

・ロキソニンS

これはもともと処方薬でしたが、最近は市販薬としても認可されました。この薬は正式には解熱剤とされており、全身の痛み=炎症に効能がある、と称されます。

これでわかる通り、頭痛もからだの様々な痛みも、血管や神経が凝り固まった姿勢で圧迫され、異常を訴えていることが原因。

ですから、その炎症を和らげ、血管や神経の緊張を解きほぐし、リラックスさせるための薬、というわけです。

いずれの薬でも効かない場合は、明らかに脳外科で診断を仰ぐ必要があります。その理由は、緊張性頭痛ではなく、偏頭痛の可能性が高いからです。

(2)偏頭痛の場合は専門的な検査を試みましょう

偏頭痛は時によってガンガン、と叩かれるような痛みが発したり、ギリギリという激痛が走ることがあります。

しかし、吐き気はなく、嘔吐もないといった場合、疑うのは頭だけといってよいでしょう。

最寄りのクリニックで診察するのもよいですが、できれば脳の検査と称してCTMRIで脳の断層画像を撮影してもらうのが必要です。

脳の中は、外側からは全くみることができず、断層写真も専門の放射線科医や画像診断医がいる専門病院でないと意味がありません。

なぜなら、巨大なドーナッツのような機器の穴の部分に、寝かされたまま頭を入れられ、ガンガンと振動を受けながら撮れる写真も、白黒画像でしかありません。

判定で脳に関わる疾患がある場合は、ラッキーと思うべきです。

それは、脳疾患の場合の多くは意識不明で倒れてしまうことが多く、助かる確率は高くても、片麻痺や言語障害などの後遺症を背負ったままの人生を送る可能性が高いからです。

原因はさまざまですが、脳内疾患の場合は、事故やストレス、食事などの一次原因から時間を経て脳内の血管の異常へとたどりつくため、一概には言えません。


4)普段からすべき、頭痛への備えは

最後に、ここで普段からの頭痛予防について記載していきましょう。頭痛予防の主な行動は「血管の中をスムーズに血液が流れるようにすること」が大切になってきます。疾患の原因や症状の原因は血管が大きなポイントです。

下記に血流改善の方法をお伝えします。そのためには「呼吸と水分を切らさないこと」が大切になってきます。運動、栄養、水分、呼吸、姿勢、つまり生活環境を整えることが大切です。


   


今回のまとめ

1)頭痛には偏頭痛と緊張性頭痛がある

2)緊張性頭痛は市販薬で治せるが、偏頭痛は治せない

3)市販頭痛薬に胃痛を抑える効き目があるのは、吐き気や嘔吐への効能のため

4)偏頭痛の場合は脳神経外科で脳の画像を撮影してもらうのが最適

5)頭痛にならない方法は、より自然なヒトの動きを取り戻すこと

以上のように、頭痛薬は緊張性頭痛に効き目があり、効き目がない場合は脳神経外科で診断してもらうのが大事、ということになります。